9月に読んだ本を、読書メーターに登録して、整理してみました。
9月の読書メーター読んだ本の数:4
読んだページ数:1071
ナイス数:0
忍鳥摩季の紳士的な推理の感想
今まで読んだ2冊(売国のテロル、裏切りのギフト)とは、毛色が違う内容でした。超常現象をミステリーの条件としている本作は、なんでもアリということではなく、推理の一条件として読めば、割と面白いですが、頭の体操にもなるという感じです。また、超常現象が犯行に利用されているため、トリックを見破るのは楽しいですが、犯人として逮捕するための物証を確保することが難しく、ここが作者と読者の知恵比べになる点だと思いました。シリーズ化されるのかな。
読了日:09月30日 著者:穂波 了
イーロン・マスクとは何者かの感想
Twitterを買収してXにしたマスク氏については、よい印象はありませんでしたが、本書を読んでその生い立ち、苦労などを経ていることを知り、印象が変化しました。その発想法などは、固定観念に縛られている凡人の私にも良く響きました。ただ、同様には実行できない、する勇気もない、というところがマスク氏と大きく違うところです。
読了日:09月19日 著者:桑原晃弥
偶然にして最悪の邂逅の感想
過去と現在、実話と妄想などが混在し、最後は何がほんとうなのか分からないかも知れません。
読了日:09月16日 著者:西澤 保彦
狂った殺人 (論創海外ミステリ 119)の感想
珍しく、海外ミステリーを読んでみました。 以前にも何冊かは読みましたが、日本語訳が堅苦しく、日本語のリズムとは違う。 また、説明っぽく、ギャグも知的すぎて笑えない。これをウィットとか言うなら、そんなものいらない、などと普通は思っているのですが、今回は少し知的になりたかったのです。 さて、意外と日本語訳も悪くなく、字も大きめだったので、最初の面倒くさい情景描写のページをクリアすれば、殺人事件がいきなり起こります。 それから、そのあとは立て続けに起こり、緊迫します。
読了日:09月03日 著者:フィリップ マクドナルド
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