『神さまのいる書店』 三萩せんや 書評・感想

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目次

紹介

分類としては、ファンタジーでしょうか。人格を持つ本(まほろ本)が登場します。
店主とアルバイトの子は人間です。
最初は、世界観を掴むのに時間が掛かりましたが、登場人物とその特徴を見てみましょう。

登場人物


まずは、登場人物のメモをご覧ください。
(人、まほろ本、まほろ本から人になった人が混在していていて初めて読む人には意味不明かも)

・ナラブ 主人公 「まほろば屋書店」店主 28歳
 コトハさんに一目ぼれして、いっしょに居たいので、旅に出たい彼女を引き留めたが、引き留めきれず、最後はぞんざいな態度で別れてしまい後悔している。書店の裏手にある屋敷にサクヤと住むお坊ちゃま。
・コトハさん ナラブが10年前の高三のときに恋をした「まほろ本」の妖精(妖精とは書いてないが)。たくさんの人に自分(本)読んでもらいたいので、旅に出てしまった。

・紙山ヨミ 高三で「まほろば屋書店」のアルバイト エイコという姉がいる。
・サクヤ ヨミが好きになり、人になった元「まほろ本」 彼も書店のアルバイト
・豆太 まほろ本のまめ柴犬
・事原ノリコ 司書教諭 定年前
・紡野フミカ 紙山ヨミの友人 小説家になるべく、新人賞に応募する
・マツ おばあちゃんのまほろ本 エイコが子供のころ慕っていたまほろ本だが、今は魂が抜けてむくろ本となっている

・アツム まほろ本 窃盗犯
・メイ まほろ本

・綴谷トジ まほろ本 執事 ノリコ先生のおかげ?で肉の身体を身に着けた
・神さま まほろ本

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物語


書店の現状やメンバーを軽く紹介しながら話は進みます。
この書店には、どうやら三組以上?のカップル候補がいるようです。

高校三年生の紙山ヨミは、進路に悩んでいます。
店長のナラブに進路の相談をしているとき、ナラブから旅立ったコトハさん(まほろ本)との出会いの話を聞かされます。

どうしてナラブが書店を始めたのかと言えば、そのコトハさんなるまほろ本が旅に出るとき、優しい言葉の一つも掛けられなかったので、後悔してコトハさんを探すために書店を始めたのです。書店をやっていれば、いつか彼女に会えるのではと考えたのでしょう。
果たして、ナラブの恋は成就するのでしょうか。紙山ヨミの進路も気になります。

最初は少女漫画のような装丁もあって、硬派?の私は「読まなくていいや」と思っていたのですが(なぜ借りたんやと思われますね(;^ω^) 読書好きは書店という単語に弱いのです)、少しずつ、このファンタジーの世界観が掴めてきて、気づけば250ページ一気読みでした。

「まほろ本」という発想が面白いので、読んでみてはいかがでしょう。

◆まほろ本とは、
本書の説明に依れば、まほろとは、古語のまほら、まほろと同じ意味で、まほろばは、素晴らしい場所という意味、これにかけて、素晴らしい本を「まほろ本」という。
本の神さまは、読者と両想いになった「まほろ本」の人間になりたいという願いを叶えてくれる。

書籍情報

・形式 単行本
・出版社 株式会社KADOKAWA
・ページ数 256頁
・著者 三萩せんや
・初版発行 2018年10月26日

著者情報

1985年宮城県生まれ、埼玉県在住。東京農業大学卒業。2014年、「錠紋抜器ノ秘鍵使イ」(出版の際『一刀両断のアンバー・キス』に改題)で第7回GA文庫大賞〈奨励賞〉を、「Shall we ダンス部?」(出版の際『たま高社交ダンス部へようこそ』に改題)で第20回スニーカー大賞〈特別賞〉を受賞。自身初の一般エンタメ作品である「裏道通り三番地、幻想まほろば屋書店」で第二回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞〈大賞〉を受賞し、改題した『神さまのいる書店 まほろばの夏』にてデビュー。
(本書およびネットの情報から)


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