PMBOK 第6版 つまみ食い

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Project Management Professional(PMP)という資格を取ってから10年が過ぎましたが、その間にPMBOKも4版から5版を経て、6版になりました。

基本的なところは変わっていないと分かっているものの、どう変わったのかは気になるところです。

資格の維持に注力していましたが、これは本末転倒な気がしたので、図書館で本を借りてみることにしました。

図書館で借りた本は、『図解入門 よくわかる最新PMBOK第6版の基本』(秀和システム)です。

そのうえで、まず4版と5版の違い、5版と6版の違いをネットで調べてみました。
”pmbok 第4版 第5版 違い”で検索をしました。

目次

PMBOK 4版と5版の違い

知識エリアに「ステークホルダー・マネジメント」が追加されたとのこと。もともと各エリアにあったものをまとめたのでしょう。
そして、計画を策定する際に、各知識エリアのはじめに「マネジメント計画」を作成することを推奨しているようです。

この程度なら、本質的には変わらない気がします。

PMBOK 5版と6版の違い

①知識エリアの2つの名称を変更。
・タイム・マネジメント → スケジュール・マネジメント
・人的資源・マネジメント → 資源マネジメント

②1つのプロセスが削除され、3つのプロセスが追加された。(知識エリア/プロセス群)
・削除:調達の終結
・追加:プロジェクト知識のマネジメント(統合マネジメント/実行プロセス群)
資源のコントロール(資源マネジメント/監視・コントロール・プロセス群)
リスク対応策の実行(リスクマネジメント/実行プロセス群)

こちらも、現実に即した変更で、実際のプロジェクトを思い返してみると違和感はないので、なるほどこんな感じかといった印象です。

上記の検索結果を参考にして、変更点を重点的に見てみます。

第5版で追加された「ステークホルダー・マネジメント」をみます。

簡単に言うと、コミュニケーション・マネジメントのところにあったステークホルダーに関する記述を抜き出しているようです。

それぞれのプロセスを見てみます。

ステークホルダーに関する各プロセスの概要

  • 立上げでは、「ステークホルダーの特定」があります。
    まず、ステークホルダー分析を行い、社内外問わずその人たちの関心度や影響度、権力という要素について分析し、マネジメント戦略を立てます。
  • 計画では、「ステークホルダー・エンゲージメントの計画」を行います。
    これは、ステークホルダーの変化に合わせて何回も行われます。
    プロジェクトに関する様々な文書をインプットとし、そのデータを議論し、分析し、ステークホルダー・エンゲージメント計画書を作成します。
  • 実行では、「ステークホルダー・エンゲージメントのマネジメント」を行います。
    プロマネは、ステークホルダーからの支持を強化し、抵抗を最小限に抑えるため、彼らをプロジェクトの適切な段階で巻き込み、彼らの継続的なコミットメントを獲得して、確認し維持することで、プロジェクトの成功率を高めます。日本が得意?な根回しですね。
  • 監視・コントロールでは、「ステークホルダー・エンゲージメントの監視」を行います。
    エンゲージメント戦略と計画の改定を通して、ステークホルダーとの関係を監視し、ステークホルダー関与のための戦略(コミュニケーション、会議など)をテーラリングします。

以上より、本質的な内容には大きな変更はないことが分かりました。

では、この読書でPDUを申請してみたいと思います。

学習時間:2時間、カテゴリー:Education、分類:Strategic&Business

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