2021年11月ごろ、PMBOKの第7版が公開されたようです。
私が第4版でPMPを取得して、第5版、第6版と改定され、とうとう第7版まで進みました。
3回か4回は、資格更新しましたが、PMBOKそのものの再学習が必要ではないかと考えています。
そこで、そのエッセンスだけでも予習しようと思い、WEB上での解説ページを探してみました。
<PMIのホームページ>
PMBOK®ガイド第7版日本語版 販売および出荷開始のお知らせ|お知らせ|一般社団法人 PMI日本支部
<株式会社システムインテグレータさんのページ>
分かり易いと思います。PMBOK7の範囲がこれほど拡大していると、試験問題もどうなるのかと不安になります。
PMBOK7 変更点と第7版を読み解くポイントについて解説
また、次のような記事もありました。
こちらの内容も、とても分かり易くてよい記事だと思います。
PMBOKとは?第7版でPMBOKの内容が劇的に変更された理由 | アンドエンジニア
この記事の中で、アジャイル開発の思想や手法もマネジメント理論に取り入れざるを得なくなったため、大改訂された。と書かれています。
また、2001年の「アジャイル宣言」のことばとして、つぎのような言葉が紹介されています。
「プロセスやツールよりも個人と対話を、包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを、契約交渉よりも顧客との協調を、計画に従うことよりも変化への対応を、価値とする。」
これは、いままで各企業がこぞって取得してきたISO9001の考え方と矛盾しないのかという疑問が生まれてきます。なぜなら、ISO9001はプロセスを重視し、プロセスに沿って要求された通りのINPUTとOUTOPUTのドキュメントが出来ているかを監査するからです。
この私の疑問については、下記のヒントを見つけました。資料としては2013年のものですが、分かり易いと思います。
<日本プロジェクトマネジメント協会 オンラインジャーナル>
オンラインジャーナル/投稿コーナー
ただし、プロジェクトを成果物ではなく、ビジネス上の価値で評価しようという考え方には賛同できます。現在の私の会社でも、納品書に書かれていない(売り上げにつながらない)ソースの生産量はカウントしないという考え方にシフトしつつあります。
<第6版と第7版のちがい>
以下のサイトには、PMBOK第6版と第7版の違いが、一覧表で表現されています。
・10の知識エリアは、8つのパフォーマンスドメイン(行動の領域)に変わり、
・5つのプロセス群は、12の原則に変わりました。
www.japan-project-solutions.com
われわれソフトウェア業界の人間は、一刻も早くこの流れに乗らなければならないと思います。ISO9001:2015との関係をどう捉えて取り込んでいくかが課題であると思われます。
〆